「 さよなら いつかは来るかもしれない 」
ういは、知ってる。
ヒトはかんたんに死ぬし。別れはあっさりと、なんの前触れもなくやってくる。
……朝、目が覚めたら。
がらんとした家の中、誰もいないなんて。
そんなのもう経験ずみなの。
だから「そういうことがある」ことだって、みんなと同じにちゃんとわかっているのよ。
「 季節はそれでもめぐりめぐってく
小さく迷っても、歩いてく
君と歩いてく。 それだけはかわらないでいようね 」
それでも。
ういはみんなといっしょにいたいの。
手をつないでいたいの。つなぐことを、ゆるされていたいの。
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