…なんで、ういたちが命までかけて。魂をかけて
一般人を守らなきゃいけないの。
一般人って、そんなえらいの?大事なの?
ういはわかんない。
一般人って、知り合いにいない。
触れ合ったことなんて、それこそ商店街のレジのおばちゃんとかしかない。
そういう人たちよりも、ういは周囲の仲間のほうが大事に思った。
力がなくて、殺されるからってなんなの。
わかんない。
そんな人たち、見知らぬ人たち必死に守るために。
ういの好きな人たちがいなくなる。そんなの気に入らない。そんなの嫌なのに。
なのにみんなは、それを選んで傷を負って。闇に堕ちて。
ぜんぜん意味が、わかんない。
何でそんなこと、するの。何で助けられるの。助けようとするの。
なにがそんな大事なの、わかんない。わかんないよ。
わかんないのは、さみしいよ。
襲撃で、地獄絵図。
いっぱいヒトが死ぬ。力無い、罪のないヒトが死ぬから。
それは、哀しいという人のお願いで、ういも助けに行く。
助けにいってみる。やってみる。
考えられないういは、感じてみるしかない。
助ける、がどういうことなのか。とか
人外の姿とかだって、言われないと気がつけないういの、正しい場所はどこなのかとか
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