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このブログはトミーウォーカーのPBW「サイキックハーツ」内に存在するキャラクターの設定などを置くブログです。  わかんない人は見ないほうがいいと思う
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 このブログはトミーウォーカーのPBW「サイキックハーツ」内に存在するキャラクター『雪片・羽衣』のキャラクター日記です。
 なりきりやそういった類が嫌いな方は、お戻りください。
 あと此処にあるイラストは、株式会社トミーウォーカーの運営する『サイキックハーツ』の世界観を基に、作成されたものです。
 イラストの使用権は作品を発注したPL(ういの背後さん)に、著作権は各絵師様に、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
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左手薬指の



 ひらひらと、はさはさと。
 飛んでいなくなってしまったの。

 かなしいな。


 
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くらぶ


 名前、決めた

 「fa-la-la」にする。

 意味は「歌曲における、意味のない繰り返しの音節」

 ええとつまり、時々歌で歌詞のない「るーるーるー」とか「らーらーら」のぶぶんがあるでしょ?
 あれを「fa-la-la」ていうの。

 歌詞はないけど、音はある部分ね。
 言葉はなくて、でも音と旋律があるの。

 何のクラブにしようかな。いっそ下宿を借りようかな。みんなで暮らしたら、きっと楽しいかな。
 
 ういはあんまり一人でいるのが得意じゃないのです。

ういのかみさま

ソレは、気がつけば身の内にありました。

 私の魂の内側には、神来の洞があるのだと彼が言いました。
 生まれながらの神子で、私は内に降ろしたカミを慰撫し歓待する、只人には聴こえざるカミの「願い」を聞き届けることができるのだと。

 確かに、何時の頃か私の内側には何か真っ白に輝く眩いもの、ソレでいて冷たく怖ろしいモノがいて。
 それはとても純粋で苛烈で、暴力的なものでした。うっかりするとそれが持つ純粋すぎる「怒り」で、頭が真っ白になってしまうのでした。そうすると、私はとても愉快になって世界中を私一人で切り裂けるような気分になるのです。純粋すぎる暴力で、何でも叩き潰せる気がしてくるのです。
 けれど、それに流されるのは自分が押しつぶされてすりつぶされてなくなりそうで恐ろしくて。
 だからそれを慰撫し、宥め鎮めるために、いつしか私は歌うことを覚えました。
 羅刹と共に暮らすようになてからはなおさらに、裸足で野山を歩き回り、鳥のように歌い。美しいものを見て。木の上で足を揺らして。
 鳥や獣を侍らせて。
 時に、気ままにそれを傷つけてみたりもしました。私の中に白い怒りが一杯になると我を忘れてそうするのでした。

 私と「カミ」は別ち難く結びついた一対のようでした。

 

 

あんまり空が青いので

 お父さんとお母さんは、羅刹に殺されました。
 あっという間に、真っ赤になって倒れて。私はびっくりして。
 3歳の誕生日のもらったクマのぬいぐるみを痛いぐらいに抱きしめて、目の前にたったその人を見上げました。

 長いあいだ、私と彼は見つめあっていました。にらみあってました。
 私はまばたきするのを忘れて見上げてました。目が痛くなって涙が出てきました。カタカタ体が震えました。
 でもそらさないで見てました。こわいケモノと目を合わしたら、目をそらしてはいけない。私はそれを誰に知らされず知ってました。
 私は怖がりだけど、心の奥底にはいつも冷たいほどに燃え上がる真っ白な『怒り』がありました。それに寄り添った時だけ、私は何も怖くなくなってしまうのです。
 ソレは激情で、暴力で、残酷でした。けれど臆病な私の中では、勇気に取って代わる強い『力』でした。
 やがて、見つめあい睨み合い。根負けたのは彼でした。
 
 だから、彼は私を抱き上げてそのまま山の小さなお屋敷に連れて行ったんです。

 あまりの出来事に、私は両親のことは真っ赤な姿しか覚えてないです。
 その姿だけを頭に焼き付ける代わりに、私はほとんど全ての記憶を手放してしまってました。名前も覚えていなかったから、、彼は私を「うい」と呼びました。覚えていても「うい」と呼んだ気がします。

 それから、森の中で暮らしました。
 私が好き勝手にするのを、彼はとても喜びました。喜んでたと思います。
 私が気に入らないことをすると、必ずにらみ合いになりました。私は何があろうとそれだけには負けませんでした。一度死に掛けたこともあるけど、目をそらさなかった。
 だから私は生きてます。一度でも彼に阿ったら、彼は私を飼うことに飽きたでしょう。私はなんとなくそれがわかってました。
 私は自然、鬼の子になって。けれど鬼が起こすヒトへの災いからはやんわりと遠ざけられていました。
 「うい」と呼ぶ声に慈しみが満ちて、なんとなく彼の望む先がわかった時。私は唐突に、ひとりになりました。生まれて初めて独りになって、それがとてもとてもこわくて。私は泣いて彼の名を呼び続けました。泣いて泣いて泣いて3日たって、泣きつくして。起き上がるのも億劫になったころ、ぼんやりと彼が自分に「飽きた」ことを実感しました。
 なぁんだ、って思いました。こんなものか、と思いました。
 そして、現れた武蔵野学園の人がういをここに、学園につれてきたのです


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